前回作った3Dプリンター製の小物入れで失敗した「蝶番」のリベンジになります。
90度までしか動かなかったものを、180度動くように手直ししました。
「蝶番」は「丁番」とも書き、「ちょうばん」「ちょうつがい」とも呼ばれます。
丁番
扉を開閉したりするときに使う金具です。
使う物によっていろんな種類があるそうですが、3Dプリンターで丁番は作れるのか?
樹脂では強度に限界はありますが、軽い物なら問題ないと思うので、スムーズに動くかどうか作ってみます。
前回作った小物入れですが、設計ミスで90度までしか蓋が開きませんでした。
これを180度開くように設計の見直しをするのと、丁番は色んな種類があるそうなので、どの種類が3Dプリンターで作りやすいのか試してみます。
設計

2種類試してみます。
設計上では特にぶつかる所はありませんが、印刷するときは余裕を持たせて、接触するところは0.4mm間隔を空けています。
穴にはフィラメントを差し込むので、フィラメントの太さ分の穴を空けています。
細かい所はやすりで削って調整します。
印刷

印刷はレイヤー高さ0.2mmで印刷しました。
前回0.3mmで印刷しましたが、きれいに印刷できてなかったので、積層幅を変えています。
小さい部品なのでどうしても糸引きが出てしまって、きれいにはまってくれません。
フィラメントを刺すところの穴はマイナスドライバーで削り取ります。
全体的にぶつかる所をやすりで削って調整したところ、なかなかいい出来でした。
特にぶつかる所もなく両方ともスムーズに動いてくれています。
まとめ
今回はフィラメントを通すところの穴は2.2mmの穴を空けていますが、そのままでは印刷形状が崩れてフィラメントが通りませんでした。
今回はたまたまちょうどいいサイズのマイナスドライバーがあったけど、大きさが変われば穴の大きさも変わるので、そこも考えて設計しないといけません。
穴にはフィラメントを切ったものを通しましたが、フィラメントは湿気を吸うと折れやすくなるので、強度が心配。
爪楊枝とかで代用するといいかもしれません。
2種類の形状を作ってみましたが、3Dプリンターで作った物を動かす程度ならどちらの形状でも問題ないと思います。
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