ハンガー掛けを「3Dプリンター」で設計からやってみる

ハンガー掛けが不安定な場所にあるので、3Dプリンターを使って固定してみました。
強度不足はありますが、印刷精度は設計どおりだったので非常に満足しました。

ハンガーをかける棒の固定方法

ハンガーを書ける棒を固定するものを作っていきます。

僕の部屋にハンガーを棒にかけているのですが、この棒を画鋲で壁に固定していて不安定です。
重い服をかけたり、少し力が入って引っ張ってしまうと棒が落下してしまうことが良くあります。

逆側はカーテンレールに乗せているだけですが、なんか複雑になりなりそう。

せっかく3Dプリンターがあるのでこの棒を固定する金具的なものを自作してみようと思います。

注意するところは、すぐ上に扉があるので扉にぶつからないようにすること、カーテンレール側は・・・まぁなんとかしてみます。

※棒はどこにでもある突っ張り棒

固定金具(3Dプリンター製)の設計

設計図を基に3DCADを使って立体的に仕上げていきます。
僕が使っているのはDSメカニカルという無料のソフト、
難しい形状ではないのでこのぐらいならなんとか作る事が出来ます。

3DCADは平面図を書いて立体的に広げていくだけです。
簡単な形状ならこれの繰り返しで形にする事が出来ます。
最初は操作方法が分かりにくいですが、慣れてしまえばこれぐらいの図面なら誰にでも作る事が出来ると思います。

四角い物や円だけの組み合わせなら何とかなりますが、複雑な曲線を組み合わせるとなると急激に難易度が上がります。今だに複雑な曲線には苦労しています・・・

3Dプリンターは宙に浮いている物はサポート材という物をつけないと印刷できません。
サポート材をつけると印刷が汚くなったり失敗のリスクが上がるので、できるだけサポート材がいらないように設計することを心がけていますw

印刷

スライスソフトは「Ultimaker Cura」を使っています。
この時はなんかわかったように言っていますが、今見直すと恥ずかしいです。
この程度の物、初期設定で印刷できるのに・・・www

設計から印刷までこうやっていますよと言う参考にしてもらえたらと思います。

この時からタイムラプス撮影も取り入れていましたね。
3Dプリンターのタイムラプスは僕もよく見ますが、出来上がりまで見ていると面白いですよ。

印刷時間は1時間50分、スライサーソフトの予想時間どおり。
造形物を剥がすときは印刷完成直後だとはがれにくいです。
無理やりスクレーパーで剥がしてもいいのですが、印刷物を傷つける恐れもあるので、冷えてから取った方がいいと思います。

ビルドプレート接着タイプの「ブリム」はベッドから剥がれにくくするものです。
剥がれる心配が無ければつけなくても問題ないです。

取付

壁に固定する方法ですが画鋲と両面テープをつかいます。
1mm穴をあけておいたのですが、きれいにできていました。
入らなければ画鋲をライターであぶって溶かして穴を広げようと思っていましたが、その心配もないようです。

両面テープでくっつけた後、画鋲で止めていきます。
カーテンレール側は両面テープの接着面積が小さくて効果があまりないと思うので、画鋲のみで固定しました。

突っ張り棒を乗せてみたところ、完璧です。

あと、真ん中にも支える物をつけておきました。

問題点

カーテンレール側の強度が弱すぎる。
3Dプリンターで作った物の強度をあまりわかっていなかったので・・・これはどう見ても細すぎます。

強度に関しては色々なものを作りながら、研究していく必要があるようです。

これはこれで使ってみて、折れたらまたその時考えます。

チャンネル登録・高評価お願いします。

スポンサーリンク
You Tube
フォローする
関連コンテンツ
立体印刷研究所

コメント

タイトルとURLをコピーしました