フィラメントを湿気から守る箱が完成しました。 これで安定した印刷が出来そうです。
#1:計画編と#2:造形・加工編もあわせてどうぞ↑
フィラメント防湿庫
この動画はただ組み立てているだけでになりますので、詳しく見たい方は上の動画からご視聴ください。
結論として防湿庫内の湿度を下げる事には成功しました。
むき出しのフィラメントをほぼ全てテフロンチューブ内に入れてやることで、湿気対策は出来ていると思います。

24時間経過後の防湿庫内になります。
外気が55%に対し、防湿庫内は19%となりました。
フィラメント折れ
この致命的な欠陥は後日使っていて気が付いたことです。
印刷をしている間は折れたりすることはないのですが、2,3日ぶりぐらいに3Dプリンターを使い始めると、フィラメントが折れていることが多発し始めました。
防湿庫に入れてからフィラメントが折れ始めたのでこの防湿庫が原因なのは明らかでした。
どこが原因なのか?
原因を突き止めないと改良しようがないので、しばらく使い続けて原因を突き止めました。
原因

テフロンチューブを通している黒い部分の継手が原因でした。
フィラメントは買った時からリールに巻き付いています。
巻き付いた形が一番負荷がかからないので、自然な状態がクルッと丸まっている状態。
この継手のところはまっすぐになっているので、ここでフィラメントを強制的にまっすぐにしようとして負荷がかかり折れてしまっていたようです。
フィラメントはこれぐらいで折れるようなものではないので、使っていると通過するだけなので折れる事はないけど、2,3日放置しておくと負荷が溜まり折れてしまうという結論に至りました。
新品のフィラメントはこれぐらいでは折れる事はありません、防湿庫の中に入れているとはいえ中は湿度20%程度はあります。
1kgを使いきるのに数ヶ月かかるので、この数か月間の間に、湿度20%以下で保管していても劣化が進んでいるみたいです。
もう一つ疑問に思ったのが、エクストルーダー内でギアに挟まっているフィラメントは?
ここも折れてもよさそうな所だと思うのですが、このエクストルーダー内で折れていたことはありません。
対策
- 早めに使いきる。
- 使い終わったらシリカゲル入りのケースに入れておく。
- テフロンチューブの径を大きくする。
現在は、めんどくさいですが使わない時はフィラメントを回収して、シリカゲル入りのケースに保管しています。
フィラメントは最初からついていたところにひっかけて使っています。
横に出っ張っていて邪魔だと思っていたフィラメントをかけるところですが、よく見るとフィラメントに負荷がかからない位置についていて、高さ・位置ともに理想的な所ではないでしょうか。
これからの動画にも湿気対策の動画が出てきます。
いつか完璧なものを作って見せる!
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